HOME >> 482だより >> バックナンバー(2005年6月号)

芝生と共に半世紀 弊社の会長から芝生を愛する皆様へ

芝生の生産・管理・工事に半世紀携わってきた、プロのコラム
 482だより 2005年6月号

雨の多い季節を迎えました。

ゴルフコースの芝草にとってこの時期の雨が大変重要なものであることは確かですが、ただ、雨が多過ぎるのもこれまた困りもので、芝草にとっても、またゴルフコース全体にとっても大きな問題になってきます。

芝草は乾燥気味に育てることが重要で、そのためには土壌の排水を良くし、なおかつ、ある程度の保水力を維持することが求められます。そのために、芝草管理においては、エアレーションや砂を使った目土などが行われます。

グリーンは床土として排水性や通気性の高い良質の砂が使用されますが(私はこれを砂耕栽培と呼んでいます)、それでも年々、排水性や通気性は落ちてきます。そのため、芝草管理者はエアレーションや砂目土によって絶えず土壌の通気や更新を行い、良好な状態を維持しているわけです。

特にグリーンについては表面の浅いところを刺激して、芝を若く維持続けることが大切です。これが出来れば表面が乾燥気味で健康なターフとなり、素晴らしい芝草が維持されることになります。

▲上へ戻る